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基本的に便秘は食生活で改善するものと認識していますが、
大人ならそれはある程度コントロールできます。

何を食べなくして、何を食べればいいのか。
ある程度はそれを徹底することも可能でしょう。


ただ、それが幼児となるととても難しい・・・。


「食べて」といって素直には食べてくれないからです。

なんといってもそこが最大級のネックとなると思います。


お腹が痛くて苦しむのは自分だと教えてもお腹の具合が悪くないときはお菓子を食べてしまう!


便秘外来へ通院を始めてから、すでに2年と3か月になります。
いまだに薬を飲み続けていますが、かなりの改善が見られてきています。


一番の改善は毎日時間を決めてトイレに入れるようになったこと。


ウチの場合は共働きで朝はバタバタなので、夕食後、お風呂に入る前と決めています。


最初はトイレに行くのも嫌がっていました。
恐らくトイレに行って出なかった場合のショックというのがあるんだと思います。

でも、毎日同じ時間にトイレに入るようになってから何回目かにすんなりと排便できた日がありました。


恐らくそれがとてもポジティブなバイアスに傾いたのでしょう。

それからは積極的にトイレに行くようになりました。


もちろん行っても出ない日もありましたが、
一度でもスムースにいいウンチが出たという成功感覚があるということは大きな収穫となりました。


今ではほぼほぼ毎日出ています。もちろん量の大小はありますが、排便できています。


振り返ると何年にも及ぶ家族での戦いのような日々でしたが、
いろいろと経験出来てよかったと思います。


もちろん便秘などにならないことの方が絶対にいいわけですが・・・。


同じようなお子さんをお持ちの方は本当にご苦労されていることと思います。

便秘もりっぱな病気のひとつですが、病気というのはいろんな原因があるということ。

それが1日や2日の話ではなく、ずっと長い間に積み重なって病気として現れているということ。

長い月日を経て病気になったのなら、治すのも同じ月日、若しくはそれ以上の時間が必要だということ。

これを肝に銘じておくべきだと思います。


多分、便秘程度は直ぐに治る子供もいると思いますが、
長くなると何年にも及ぶと言うことを心に据えて取り組んでください。


対策もその子その子によって効果のあるものと無いものは違ってくると思います。

ただ、その子にあったものが必ずあると思いますので、辛抱強く探してあげてください。


参考までに我が家で「恐らく効果があったであろう」と思われる対策法を書いておきます。
その中でまだ試されていない事があったら試してみてあげてください。
それがもしかしたら便秘解消の引き金になるかもしれません。